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『このミス』大賞2008 [本]

 『このミス』大賞・・・って、ご存知ですか?
正式には、『このミステリーがすごい!』大賞で、新人賞です。
http://konomys.jp/index.html
今年(2008)は、大賞作品がW大賞ということで、早速読んでみました。

まずは、山下貴光さんの『屋上ミサイル』屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)

アメリカの大統領がテロリストに拉致監禁され、軍の基地もテロリストの手に落ちてしまう。
テロリストは要求が通らない場合は、ミサイルを発射する。
そんな大事件も、日本の高校生には遠い空の向こうのお話。
もしかすると、ミサイルが落ちてくるかもしれないけど、
高校生には屋上の平和を守るため、やることイロイロとあるんですよ。



んーなんでしょうかねぇ。のんびりしたお話ですよ。
ミサイルだから、逃げるところがあるんだもん・・・
新井素子さんの『ひとめあなたに・・・』なんて、巨大隕石で地球滅亡ですからねぇ。
偶然が偶然に結びついて、偶然と偶然が引き合って・・・話が進みます。
読み終わったあと、これってミステリーだっけ???って感じ。
なんか、青春小説を読んだみたい。
若いってイイねぇ。

んで、柚月裕子さんの『臨床真理』
臨床真理 (このミス大賞受賞作)

臨床心理士の美帆は、司という少年を担当する。
司は、依然居た福祉施設での、少女の自殺を受け入れられない。
美帆に司は、少女は他殺だと、告白する。
そして、美帆は福祉施設での真相を知ることに・・・





んー、本の途中で大方、ネタばれしてます。。。
最後のネタは、読むまでわからなかったけど、驚きも無く・・・
最近、小説で驚いたのは、西尾維新さんの『不気味で素朴で囲われたきみとぼくの壊れた世界』の
最後のトリックには、びっくりしましたねぇ。
医療ミステリーなのかなーと、思って読んでいると、
途中から、刑事小説って感じになってしまいます。
『このミステリーがすごい!』大賞の選評にも、ありましたが、エンディングがちょっと、、、、ビミョーだったかな。

お二人とも、これからが楽しみです。。。


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